DENTS
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世界最高峰の手袋として知られるデンツの歴史は 1777年にまで遡ることができ、その後も確かな技能継承によって礎が築かれています。現在も昔と変わらない手袋作りが行われ、皮革の選定から始まり、カッティング、パーツ分け、縫製作業、ライニング付け、伸ばし、ラベル付け、そしてパッキング、各工程が終わる毎に注 意深く検査し、32もの工程を通過したもののみデンツの手袋となります。このデンツの手袋の特徴である フィット感は、マスターカッター(親方裁断士)の技 術と経験によるところが大きく、長年の訓練修行から 生まれたカッターの確かな目と、革を注意深くシェーピング(形作り)し伸ばしていくことが最終のフィッ ト感に影響します。その感触は「手袋をしたまま新聞 をめくることができる」といわれるほどです。1953年 にはエリザベスII世の戴冠式用手袋も手掛ける名誉を授かりました。