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2023.03.29 MASHIMO & CO

2023 S&S新ブランド『TANNER BATES』 (タナーベイツ)

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ABOUT BRAND

TANNER BATES は創設者のジョンハガー氏によって約 15 年前に設立されたブランドです。 祖父が革手袋の製造を行っていたこともあり、彼が 45 歳の時にイギリスでは革の聖地として知られている ウォールソールに移り、 馬具の職人として伝統的な革製品の製法を学びました。修行の後、デボンに戻っ た彼は 2 年に渡り、自身のスタイルを追求して行く中で、 動物の皮と樹皮だけで作られる伝統的 な皮なめし の技法を知り魅了されます。 そして、イーストデボンのコリトンにあるベイカーズタンナリーに出会いま した。
彼らは湖水地方のオークの樹皮を使い、巨大な地下の穴で皮をなめし手作業で仕上げています。これは完成までに約 2 年かかる工程で、現代の自動化された皮なめしの行程とはかけ離れたものです。

ベイカーズタンナリーの革は伝統的な技法で作られており、自然で野性味のある革を求めるジョンハガー氏に とって理想的な素材でした。 最小限の処理で作られた革には動物の特徴的なラインや傷があり、その革を 使って作られる製品には2つとして同じものはありません。伝統的な技法で作られた自然な革を使い、伝統的な製法で作られる革製品。 そして、それが現代的な生活の為に作られるという皮肉。 それこそが TANNER BATES の魅力です。









ABOUT LEATHER


なめしとは動物の「皮」を「革」に変えるプロセスです。
TANNER BATES が使用する革は樹皮から抽出されるタンニンを使用して作られます。 この方法で作られた革はオークバークレザーまたはベジタブルタンニンレザーとして 知られています。
すべての製品は小さな工場で作られる最高品質の革を使用してハンドメイドされて います。 伝統的なプロセスで作られた個性溢れる革で作られた製品は耐久性が高く、 長く愛用することが出来ます。

私たちは生産背景で働く人達が何を思い働いている のかまで把握したいと考えているため、 伝統的なプロセスで革を作る家族経営の小 さな工場を好んでいます。 幸いなことにイーストデボンにはベイカーズタンナリー がありオークバークタンニンレザーを手に入れることが出来ます。 また、様々なカ ラーバリエーションを持つフィレンツェの工場やコードバンで有名なホーウィン社 の革も私たちのお気に入りです。




TANNER BATES の製品に使用されている革には特徴的な素晴らしい香りがあります。 その香りは樹皮を使用する伝統的なプロセスで作られた革だけが持つもので現代的 なプロセスで作られた革にはありません。

タンニンは樹皮から抽出された成分です。オークの樹皮はタンニンの放出が遅いた め皮をなめすまでに 12 か月以上掛かります。 湖水地方のオーク樹皮を工場の横を流 れるコリー川の水に浸し、皮をなめすための溶液を作ります。 牛革は段階的により 濃い溶液へ浸され、ゆっくりと時間を掛けて革になっていきます。 出来上がった革 は耐久性が高く、しなやかな質感で独特の強い香りがあります。
溶液に浸された革 は乾燥された後、油を塗って染色されます。 これらのプロセスを全て手作業で行い、 アニリン染料を使用した手染めの技法で革に深みを与え個性的な表情が生み出され ます。

PRODUCT


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